2006-01-01から1年間の記事一覧
久世光彦に騙された・・・。 電車内で時間が余ってかつ他に手持ちの本がなく、座れなかったから寝るわけにもいかず、たのみのウォークマンは電池切れだった。 という状況下だったので読み終えました。 不快。 とても不愉快。 平行して読んでいたのがDV加害者を…
今、「誰が摂食障害を作るのか-女性の身体イメージとからだビジネス」という本を読んでいます。 半分くらい読んだところです。・・・気持悪くなってきた。 メリケンの話だけどメリケンかぶれの日本にも通用すべえということで紹介されたらしいです。 従来の「…
いやなことは「いやだ」と言う。 こんな当たり前のことが、これまで、ゲイにはできなかったのだ。 平野広朗『アンチ・ヘテロセクシズム』パンドラ タイトル通り、異性愛至上主義の社会にNOを言うのがこの本。 94年出版ですが、ほぼ90年や91年に書かれたもの…
――エフェンディ、あんたは真実を勉強するんだ。 村田エフェンディ滞土録 (角川文庫) 作者: 梨木香歩 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2007/05 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 40回 この商品を含むブログ (123件) を見る 家守綺譚と同じ世界観で書か…
「自分らしく生きていい」と 一言も教えてくれなかった学校を今でも恨んでいる。 岩村 匠(いわむら しょう)『性別不問』成甲書房より 最近のランドセルは色が多くて 選べていいなあと思ったんですが、そうでもないようです。 ランドセルのCMを見ていたら …
いつも利用する図書館で、いつもいつも目が行ってしまう背表紙があります。 タイトルが気になるだけで、読んでいませんから内容はわかりません。 だから今回は書評ではなくタイトル評です。そこのところはお間違いなきように。 主婦ボランティア研究会 『5…
死ぬのって、救いになりうると思う? 体の贈り物 (新潮文庫) 作者: レベッカブラウン,柴田元幸 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2004/09/29 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (78件) を見る 末期のエイズ患者の世話をするヘル…
私は感嘆した。ここまで通じない!男らしさが微塵の疑いもなく確立されている世界では「結婚したくない」と言ったら、「だから結婚できない」となった。いや、だから結婚したくないんだってば・・・と終わらなかった。この通じなさは感動ものだった。 遥洋子『…
映画館で流れる予告編のなかに『エミリー・ローズ』のものがありました。 内容には興味がないんですが「少女に起こったことは病気なのか悪魔に取り憑かれたのか」みたいな話らしいです。 で、予告編のなかで少女(取り憑かれ状態)が悪魔払いにやってきた神…
有頂天ホテルをようやく観てきました。 面白かったー。 「みんなのいえ」を観てから行くとより楽しい。 こういう小ネタ、大好きです。 「自分の存在が、知らない間に誰かに影響を与えている」というテーマらしく それぞれの勝手な言動が重なり合って はりめ…
本を読むとき、気に入ったフレーズをメモしています。 あとで思い出すよすがになるし、引用にも便利。 どこが印象に残るかで、自分の今の状態がわかったりもします。 で、そんな気になる言葉たちをながめていました。 桐野夏生『グロテスク』の言葉です。 ま…
天上には蛍光灯が埋まっていて、あたしの顔色を青く冴えなくする。だから、いつも赤い口紅を塗っていなくてはいけない。口紅とバランスを取るために、アイシャドウも青く。そうなると目と口だけが目立つから、眉も濃く描かなくてはバランスが取れない。どん…
――おまえにそれを語る言葉を、俺は持たない。 人の世の言葉では語れない。 ――しかし俺はそれを言葉で表したいものだと思う。 家守綺譚 (新潮文庫) 作者: 梨木香歩 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2006/09/28 メディア: 文庫 購入: 15人 クリック: 69回 こ…
だいぶ前に見たんですが、そろそろDVDになるみたいですね。 非常に良かったです。以下ネタバレ注意。 舞台はゲイのための老人ホーム。 ってこの設定をみて、荒唐無稽なファンタジーと感じる人と、切実に必要だよね、あったらいいよねと思う人とで感想が変わ…
ほんとうに守りたいものがあるなら戦え。 じぶんの手から離れていくのをだまってみているな。 じぶんの手には負えない、なんていってはだめ。 そんなことをいってると最悪の事態になる。 あたしにできることはまだいくらでもある。 『ストローガール』ジャッ…