女子女子
ずっと互いに好きというか性的な目で見てたけど、なんやかんやでこじれまくるふたりが主役のBL漫画。クローゼットなゲイ(自覚あり、自覚なし)の大暴走な話なんだけど、そうならざるを得ない背景がきちんと存在しているのが面白いと思った。 あとがきに「(…
手塚治虫(黒)のピカレスク的漫画。 ページのわりに内容がものすごく濃い。 主役の男二人がほのめかしじゃなく性的な関係を結んでいるので、社会派な内容だけどセクマイ面の感想だけ書きます。 MW(ムウ) 小学館文庫 全2巻セット メディア: セット買い この…
年末に、RENTの来日公演を観てきた。 RENTは90年代アメリカを舞台にしたミュージカル。 ボヘミアンな若者たちの1年間…なんていえばいいんだろう。あらすじ難しい。 とにかく曲が良い。 『I’ll Cover You』(ゲイカップルのものすごくかわいいラブラブ曲)…
今更ながらの話題作。 14巻まで読んだ。 タイトルは知っていたけれど、おおきいもの(物理的な意味じゃなくて)と闘う系の話にはあまり食指が動かないので興味を持たずにきた。 が、置いてあったのをなんとなく読んだら面白かった。 キャラクターのそれぞれ…
親にネグレクトされた幼い姉弟を徹底的に姉視点で描いた韓国の小説。 詩的な文章のおかげで雰囲気は幻想小説。 設定は『誰も知らない』に似てる。 でもお姉ちゃんと弟だから、かなしさの質が違う。 子供のかわいくなさがリアル。 こんな子供が近くにいたら不…
室生犀星の時代物短編小説。 芥川の平安ものとか坂口安吾の『桜の森の満開の下』とか、あの辺の雰囲気。 山賊の中で育った女が都の女と出会う。 なんとなーく雪の女王の山賊の娘を連想した。 あのこが悲しく大人になっちゃったようなお話。 野郎ども、とくに…
百合短編漫画集。 ひとつひとつの話はごく短い。 でもちゃんと、女の子と女の子の話。 絵がすごくかわいい。 こんな可愛いくせに苦さを含ませて強い。 かわいさを貫くために必要な強さを持ってる。 思春期のなんちゃらと片付けられてしまう思いを片付けさせ…
待合室においてあったモーニングを読んだら、「ピアノの森」が素敵なことになってた。 何冊かあったうちの一冊なので最新号ではないかも。 コンクールの結果発表の回。 たぶん単行本にはなってないと思うので一応たたんでおきます。 ストーリーにかんするネ…
アホでエロなレズビアン小説集。再読。 基本アホ。一皮むいてもアホ。 でもマイノリティの気持ちがぎっしり。 今現在の本気の思いを大人目線でわかった風に「誰でも通る道よ」なんてあっさり片付けてしまうことのひどさは、している側にはなかなかわからない…
『ふたりのママからきみたちへ』の筆者のひとり、東小雪さんの手記。 ということだけで手に取ったら大変だった。 でも納得もした。 こういう経験をして、乗り越えてきた人だからこれだけ考えられるんだろうとか、そういう部分で。 セクマイの本棚にいれるか…
「大人っぽい」14歳どうしの思春期恋愛漫画。 主人公カップルもかわいいけど脇役好きだー。 まずは志木さん!今回もかわいいな! 自分で思ってるよりずっといい子でヤンデレになれない子。 実るかつったら(相手が強固なカップルだから)そりゃ難しいけれど…
ちょこっとだけ読んだ。 これいいなあ。そのうちちゃんと読みたい。 セクマイの本。だけど、みんなのセクシュアリティの本。 レズビアンというのはこういう人ででもこういうケースもあってゲイはこういう人だけどこんなパターンもありでトランスの人とこう重…
子供を生み育てることを検討中のレズビアンカップルが書いた「レズビアンとは」の本。 それだけでなく、マイノリティとして生きる、みんなが生きやすい多様な世界のための本でもある。 セクシュアリティのことも、セクシュアリティだけじゃない生きにくさの…
大人びた外見の男の子と女の子の恋がメインの思春期漫画。 思春期ど真ん中の過剰な自意識に阻まれて、人目が気になるあまりに好きな人と一緒に帰ることさえできない。 そんな14歳のお話。 このこたちが気にしているのは大人からみればものすごくどうでもいい…
女子×女子のちょっとつながってる短編漫画集。 セクシュアリティの在り方が普通なのがすごくいい。 ヘテロが上から目線で「ああかわいそう」「ああ切ない」と消費するための百合じゃない。 無自覚なヘテロが押し付けてくる葛藤萌えや悲恋ドリームなんか歯牙…
レズビアンもヘテロもゲイもいるオムニバス漫画。色んな子の当たり前を当たり前に描いている。 かっこいいレズビアンもずるいヘテロもアホなゲイもみんな魅力的。"性別じゃなくて人によるんじゃないかな"というセリフの通り、その人だからこその魅力が表現さ…
まじめにかかれた若年層向けセクマイ小説。 マンゴスチンの恋人 (小学館文庫) 作者: 遠野りりこ 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2014/09/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る マンゴスチンの恋人 著者 : 遠野りりこ 小学館 発売日 : 2011-08-29 …
アメリカの(?)同性カップルとその子どもたちの写真集。 食事をしたり、テレビを見たり、おもちゃで遊んだり、プールに入ったり、ひなたぼっこをしたりする、普段暮らしている場所での家族の風景。 なんかもう、すっごいにやにやする。 裕福そうな白人男性…
わりと近くで売っているのに、タイミングが合わなくて買えずにいたビックイシュー152号をやっと買った。10月1日発売の分。 ちなみに1日と15日の月2回発行だけど、販売員さんに言えばバックナンバーも売ってもらえるみたいです。 152号はムーミンの作者、トー…
近くから「結婚しろ」とか「家族は必要だよね」的なことを言われました。 しにたいです。 そういえばカミングアウトレターズを読みました。 2年くらい前に。 感想書こうと思ってメモをしたのにそのまま忘れてました… カミングアウト・レターズ 作者: 砂川秀…
死ぬのって、救いになりうると思う? 体の贈り物 (新潮文庫) 作者: レベッカブラウン,柴田元幸 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2004/09/29 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (78件) を見る 末期のエイズ患者の世話をするヘル…
ほんとうに守りたいものがあるなら戦え。 じぶんの手から離れていくのをだまってみているな。 じぶんの手には負えない、なんていってはだめ。 そんなことをいってると最悪の事態になる。 あたしにできることはまだいくらでもある。 『ストローガール』ジャッ…