2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
いやなことは「いやだ」と言う。 こんな当たり前のことが、これまで、ゲイにはできなかったのだ。 平野広朗『アンチ・ヘテロセクシズム』パンドラ タイトル通り、異性愛至上主義の社会にNOを言うのがこの本。 94年出版ですが、ほぼ90年や91年に書かれたもの…
――エフェンディ、あんたは真実を勉強するんだ。 村田エフェンディ滞土録 (角川文庫) 作者: 梨木香歩 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2007/05 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 40回 この商品を含むブログ (123件) を見る 家守綺譚と同じ世界観で書か…
「自分らしく生きていい」と 一言も教えてくれなかった学校を今でも恨んでいる。 岩村 匠(いわむら しょう)『性別不問』成甲書房より 最近のランドセルは色が多くて 選べていいなあと思ったんですが、そうでもないようです。 ランドセルのCMを見ていたら …
いつも利用する図書館で、いつもいつも目が行ってしまう背表紙があります。 タイトルが気になるだけで、読んでいませんから内容はわかりません。 だから今回は書評ではなくタイトル評です。そこのところはお間違いなきように。 主婦ボランティア研究会 『5…
死ぬのって、救いになりうると思う? 体の贈り物 (新潮文庫) 作者: レベッカブラウン,柴田元幸 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2004/09/29 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (78件) を見る 末期のエイズ患者の世話をするヘル…
私は感嘆した。ここまで通じない!男らしさが微塵の疑いもなく確立されている世界では「結婚したくない」と言ったら、「だから結婚できない」となった。いや、だから結婚したくないんだってば・・・と終わらなかった。この通じなさは感動ものだった。 遥洋子『…
映画館で流れる予告編のなかに『エミリー・ローズ』のものがありました。 内容には興味がないんですが「少女に起こったことは病気なのか悪魔に取り憑かれたのか」みたいな話らしいです。 で、予告編のなかで少女(取り憑かれ状態)が悪魔払いにやってきた神…
有頂天ホテルをようやく観てきました。 面白かったー。 「みんなのいえ」を観てから行くとより楽しい。 こういう小ネタ、大好きです。 「自分の存在が、知らない間に誰かに影響を与えている」というテーマらしく それぞれの勝手な言動が重なり合って はりめ…