壺を買わないと不幸になります的な広告
近頃よく見にいくサイトで表示されるようになったDHCの広告が、悪い意味で非常によく目に付く。目に付くってか目障り。
特に目障りなのがやせるサプリメントだの美脚タイツだのの広告。
「短期で激ヤセ!?」「五日間からやせよう♪」などのギリギリ訴えられない表記のコピーもさることながら、おぞましい細さに加工された(加工だと信じたい)若い女性の脚や腰の写真に怒りを覚える。
おぞましいのは、この病的な細さを「美しいもの」「目指すべきもの」として提示していること。
ボディイメージをおかしくさせようとしていること。
「美と健康」を謳いながら、健康な人間としてはありえない形を「美しさ」だといい、今のお前ではダメだという。
「あの子はあんなに食べてもヤセている」と女子同士を敵対させようとする。
「お祓いをしなければ先祖の水子の狐の祟りで受験に失敗する」と脅しつける悪徳商法と何が違うのか。
女の子の味方☆みたいな売り方をしているくせに、自己否定と対立を煽ろうとするやりかたが嫌すぎる。
客の幸せを願わない売り手は大概ろくでもないよ。
もうDHC買わない。
買ったことないけどこの手の広告を打つ限りぜってー買わねー。
誰が摂食障害をつくるのか―女性の身体イメージとからだビジネス
- 作者: シャーリーンヘス=バイバー
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
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